心を焦がす日々の中で [音楽]
ずっと寝たきり生活のトスカです。
このブログを書き始めて以来のどん底状態です。
寝ていても頭の中には次々とろくでもない考えがうかんできます。これではいけないと思って何かしようとする。本は、すぐに読めなくなる。食事も食べようという気がおきない。風呂も入る気がしない。仕方がないので、寝る。そうするとろくでもない考えが・・・・(最初にもどる)
タバコもやめるどころか、気がついたらキッチンの前で放心状態になっています。(タバコは換気扇の下で吸っている。)毎日酒びたりになって、マーラーの「大地の歌」のごとく酔いつぶれてそのまま寝てしまうのだ。
このままではいけない・・・
ということで今日は久しぶりに町に出ることにしました。幸いにも昨日風呂に入っていたので。
久しぶりに揺られる電車に違和感を感じながら、とにかく人の多さ(そんなに多くない)に眩暈がしました。となりの人のかばんに体が触れた「かさっ」という音が「どさささっ」という感覚で迫ってきます。そうして渋谷駅に到着したら、とにかく人、人、人。横断歩道の白い帯がくっきりと浮かび上がって見える。極力何も意識しないように何も見ないように歩みを進めて、無事お買い物をしてまいりました。タワーレコードとビックカメラとロフトで買い物をして、電車でもどるとちょうど一時間しか経っていませんでした。
今日は谷山浩子さんのCDを買ってまいりました。実は私は20年ぐらい前まで彼女の曲をフォローしていたのですが、本当に久しぶりです。正確には、つい最近「ゲド戦記」の中で彼女の曲を聴くことになったのですが。
彼女の1994年までのベストアルバムだそうで、知らない曲がほとんどでしたので、これを選びました。聞いてみて最初に思ったのは、最新の曲(といっても10年以上前だが)でも谷山浩子の曲だということ。谷山浩子風の曲は谷山浩子しか作れません。私にとって心を優しく包んでくれるメロディーなのです。
特に心に残ったのは、「冷たい水の中をきみと歩いていく」という曲です。なんという美しいメロディー。そして詩だけをとっても十分に鑑賞に値する作品なのです。
あんまり静かに輝くので
ぼくのからだはこわれていく
あんまり静かに輝くので
音楽ももう聴こえない
あんまり静かに輝くので
ぼくのからだはこわれていく
あんまり静かに輝くので
ぼくの命も奪っていく
谷山浩子: 「冷たい水の中をきみと歩いていく」から引用
彼女は私が知らない間に確実にスタイルを変えていたようです。この詩の部分を聞きながら、軽くなったというよりは変質していく自分の心を感じ取っています。
どこかで試聴できないか・・・と探しましたが、テルーの唄を谷山さんが歌っているのを聴きました。また映画のとは一味違いますね。
フォローって何をなさったのですか??
アーティストに大島弓子とあるのが気になったりして・・・。
元気が出ないって辛いですね~!
by Cecilia (2006-11-02 10:24)
Ceciliaさん、ナイスありがとうございます。
視聴はMySound
http://mysound.jp/artist_detail/index.php?artist_id=aOPFE
などで全曲視聴できるようです。(最初の部分だけ)
フォローといっても追っかけではなくて、新曲が出るたびに買っていたということです。
大島弓子が出ているのは、アニメの「綿の国星」に曲を提供しているからだと思います。「鳥は鳥に」という曲です。私はアニメを見ていないのですが、チビねこの最初の挫折が、ネコは人間になれないことを知ってしまうことでした。原作は思い切り落ち込みそうな内容でしたね。
少し元気が出てきました。(今日はひきこもる予定)
by トスカ (2006-11-02 11:30)
みどさん、ありがとう・・・
by トスカ (2006-11-03 21:29)