国籍法改正。本当にまとめ。 [その他]
トスカです。毎日調べては考え、考えては書くことを続けていましたが、ミスもいろいろあったし(気がついたところは直してあります)、さすがにそろそろ限界になってきましたので、ここらへんで一段落入れたいと思います。それでは、これまでのまとめに入ります。
まず、改正法は非常に問題が多く、悪用されることが十分に考えられることです。「悪用される可能性があれば、悪用される。」とマーフィーの法則を応用してみました。しかも組織的に運用されると大変なことになりそうです。付帯決議に「ブローカー等が介在して組織的に行われる虚偽の認知による不法な国籍取得の動きが生じてはならないことを踏まえ」などと書かれてしまう始末。こんな法案こそじっくりと時間をかけて十分審議しなくてはならないと考えます。
二つ目に、成立過程が極めてあやしく、議論が不十分であり、しかも急いでいたかのようです。まず、この法案の通過過程を報道し続けたのは大手のメディアでは産経新聞のみであったことです。他のメディアは麻生さんが漢字が読めないとか、バーで飲んでいるとか、どうでもいいことしか書きませんでした。この法案は選挙の準備で議員たちが地元に帰っている間にスルスルっと衆院を通り抜けて、産経新聞によれば、
というありさまでした。一部の議員が気がついて騒ぎ始めると、自民党の村田吉隆国対筆頭副委員長からは「too late」というセリフが飛び出す有様です。私は底知れぬ恐ろしさを感じました。
極めつけは参院での多数決時の様子ですね。え~と、消された音声の部分を復元したものがこれです。実はニコニコ動画にあったものはなぜか消されています。
どうでしたか?
三つ目に、行政や警察を信用できない、と言ってしまうと気の毒なのですが、この改正法は危ういところをすべて行政や警察にまる投げしている法なのです。厳重に手続きしてねっていわれても、お役所も涙目ですよ。どう確認してよいのやらわからないというのが本音だと思います。実際、現行法ですら悪用されているわけです。偽装結婚がたくさん摘発されていますし(過去5年で173件らしい)、研修生や留学生が大量に行方不明となったり(酒田短大の例)、私の経験でいえばバブルの頃どこに行っても中東人が目に付いたし、上野のガード下で改造テレカを売ってたりして、おまいらいったいどうやって入ってきたの?という感じで、到底役所も警察も信用できません。というか、無理だと思うのです。無理を強いる法を作ってはならないと考えます。
まず、二重国籍法案のような危ない法案が出てくるのを察知するためにときどきは衆議院のページをウォッチすることです。次に、付帯決議でついたのですが、本改正で日本人になった人の統計情報を見ること。最後に、この仕組みを変えるように努力することです。最後のは、いきなり国籍法を改正しようということにはならないと思いますので、戸籍法や民法から外堀を埋めていくのがよいのでは、とトスカは思います。
最初の記事は、とりあえずわかる範囲で急いで書いたものです。内容的に不十分だったと思います。
経済についてかなり力を入れて書きました。今でもこの問題は昨今の世界経済に関係があると思います。ちなみにウォンは最近少し持ち直しています(まだ1450のあたりをうろついていますが)。韓国が立ち直ってくれれば私としてはよいことだと思うのですが、経済編で説明したように、あの国には構造的な問題があります。そこを直さないと・・・。内容が内容だけにここには書けないのですが、経済関係で恐ろしい話があがってきております。ただいえるのは、「勝っているときほど慎重に」ということです。今の日本の状況で勝っているとは思えない人がほとんどだと思いますけどね。ついでに補足しておきますが、今回のサブプライムローン関係での世界全体の損失額ですが、金融商品の総額だけで6~8京円だそうです。ちなみに日本のバブル崩壊では、たったの1500兆円しか損失していません。今後日本にも大嵐が来るのは間違いありません。そのときが来ても落胆せずに勇気を持って生きていたいと思います。
東アジアの軍事状況について書きました。人の歴史は戦争の歴史といってよいでしょう。それぞれの国が何を考えているのか、軍事抜きでは考えられません。まあ、あまり鋭く突っ込むことはできませんでしたが、それぞれの国の置かれている立場がわかればいいかな、と。本当は世界全体で語る必要があったのですが。
それから短い創作物語を一つ。実は歴史の中ではあのような話がいくらでもあります。日本ですら日露戦争のときに小村寿太郎がヨーロッパで暗躍していたのです。共産主義者を支援してロシアの内部から崩壊していくように仕組んだのですね。その成果は残念ながら日露戦争終了後に現れましたが。(で、これが最悪だった。)そういった陰謀や内部工作の類を信じようとしない人は、それだけで歴史を知らないといえます。近年でいえばイラク戦争がそうだったでしょ。全部アメリカの自作自演。日本を含む連合国は釣られちゃいました。
法的な分析をしてみました。これは勉強にはなりましたが、失敗だったかもしれません。最後に私の観測として「2、3年は大丈夫」と書いてみましたが、もしかするとお花畑な考え方かもしれません。ここに日本に帰化した人の統計をリンクしておきます。毎年1万5千人前後の人が日本人になっています。私は、今回の法改正で日本人になる人の数が、この1万5千人より十分小さいであろうことを切実に願っています。
これまでなるべく自分の主観に囚われないように中立の立場で考えてきました。終わりぐらいお花畑で締めくくろうかと思います。バブルの時代にたくさんいた中東人ですが、一部の人たちで「何やら日本人が桜の木の下で酒を飲んでいる。ちょっと自分たちもやってみないか?」ということで上野の公園の隅っこで花見をしていた人たちがいたそうです。おいおい、おまいら酒飲んでもいいのか?「アッラーは真に寛大なり。」そうですかw。昔トルコに行ったことがありますが、普通にコンビニにワインを売ってるし。レストランでも出てくるし。というかワインの産地だしw
もうだれが何人来てもいいです。ただ日本を愛してくれる人に来て欲しいです。19歳ぐらいの大きいお友達は勘弁な。小学生ぐらいまでの人で、日本の教育を受けて日本の生活に馴染んで、そして日本を愛してくれるようになれば。
トスカの希望です。
と書いておきながら、いきなり追記w
トスカは国籍法改正案関係の話題で、威勢のよいコメントがバンバンついて炎上するのかと楽しみにしておりましたが・・・訪問者数は100人ぐらいでした。どうして賛成派の人とか激しくコメントしてくれないの?
もうね、気分は「王様の耳はロバのみみ~~~」
失礼しました。
何が問題だったのか
まず、改正法は非常に問題が多く、悪用されることが十分に考えられることです。「悪用される可能性があれば、悪用される。」とマーフィーの法則を応用してみました。しかも組織的に運用されると大変なことになりそうです。付帯決議に「ブローカー等が介在して組織的に行われる虚偽の認知による不法な国籍取得の動きが生じてはならないことを踏まえ」などと書かれてしまう始末。こんな法案こそじっくりと時間をかけて十分審議しなくてはならないと考えます。
二つ目に、成立過程が極めてあやしく、議論が不十分であり、しかも急いでいたかのようです。まず、この法案の通過過程を報道し続けたのは大手のメディアでは産経新聞のみであったことです。他のメディアは麻生さんが漢字が読めないとか、バーで飲んでいるとか、どうでもいいことしか書きませんでした。この法案は選挙の準備で議員たちが地元に帰っている間にスルスルっと衆院を通り抜けて、産経新聞によれば、
「この中で、国籍法改正案を全部理解している人は手を挙げてください」
20日昼の自民党津島派の総会で、戸井田徹衆院議員はこう呼びかけたが、手を挙げた議員は1人もいなかった。改正案は国会議員も内容をよく把握しないまま、成立へと向かって突き進んでいるようだ。
というありさまでした。一部の議員が気がついて騒ぎ始めると、自民党の村田吉隆国対筆頭副委員長からは「too late」というセリフが飛び出す有様です。私は底知れぬ恐ろしさを感じました。
極めつけは参院での多数決時の様子ですね。え~と、消された音声の部分を復元したものがこれです。実はニコニコ動画にあったものはなぜか消されています。
どうでしたか?
三つ目に、行政や警察を信用できない、と言ってしまうと気の毒なのですが、この改正法は危ういところをすべて行政や警察にまる投げしている法なのです。厳重に手続きしてねっていわれても、お役所も涙目ですよ。どう確認してよいのやらわからないというのが本音だと思います。実際、現行法ですら悪用されているわけです。偽装結婚がたくさん摘発されていますし(過去5年で173件らしい)、研修生や留学生が大量に行方不明となったり(酒田短大の例)、私の経験でいえばバブルの頃どこに行っても中東人が目に付いたし、上野のガード下で改造テレカを売ってたりして、おまいらいったいどうやって入ってきたの?という感じで、到底役所も警察も信用できません。というか、無理だと思うのです。無理を強いる法を作ってはならないと考えます。
勉強になったこと
- 法律のこととか、政治のこととか、日本だけではなく世界の状況とか。
- マスコミは信用できない。
- これからは政党ではなく候補者で選ぶこと。
これから何をするか
まず、二重国籍法案のような危ない法案が出てくるのを察知するためにときどきは衆議院のページをウォッチすることです。次に、付帯決議でついたのですが、本改正で日本人になった人の統計情報を見ること。最後に、この仕組みを変えるように努力することです。最後のは、いきなり国籍法を改正しようということにはならないと思いますので、戸籍法や民法から外堀を埋めていくのがよいのでは、とトスカは思います。
これまで書いた記事について
最初の記事は、とりあえずわかる範囲で急いで書いたものです。内容的に不十分だったと思います。
経済についてかなり力を入れて書きました。今でもこの問題は昨今の世界経済に関係があると思います。ちなみにウォンは最近少し持ち直しています(まだ1450のあたりをうろついていますが)。韓国が立ち直ってくれれば私としてはよいことだと思うのですが、経済編で説明したように、あの国には構造的な問題があります。そこを直さないと・・・。内容が内容だけにここには書けないのですが、経済関係で恐ろしい話があがってきております。ただいえるのは、「勝っているときほど慎重に」ということです。今の日本の状況で勝っているとは思えない人がほとんどだと思いますけどね。ついでに補足しておきますが、今回のサブプライムローン関係での世界全体の損失額ですが、金融商品の総額だけで6~8京円だそうです。ちなみに日本のバブル崩壊では、たったの1500兆円しか損失していません。今後日本にも大嵐が来るのは間違いありません。そのときが来ても落胆せずに勇気を持って生きていたいと思います。
東アジアの軍事状況について書きました。人の歴史は戦争の歴史といってよいでしょう。それぞれの国が何を考えているのか、軍事抜きでは考えられません。まあ、あまり鋭く突っ込むことはできませんでしたが、それぞれの国の置かれている立場がわかればいいかな、と。本当は世界全体で語る必要があったのですが。
それから短い創作物語を一つ。実は歴史の中ではあのような話がいくらでもあります。日本ですら日露戦争のときに小村寿太郎がヨーロッパで暗躍していたのです。共産主義者を支援してロシアの内部から崩壊していくように仕組んだのですね。その成果は残念ながら日露戦争終了後に現れましたが。(で、これが最悪だった。)そういった陰謀や内部工作の類を信じようとしない人は、それだけで歴史を知らないといえます。近年でいえばイラク戦争がそうだったでしょ。全部アメリカの自作自演。日本を含む連合国は釣られちゃいました。
法的な分析をしてみました。これは勉強にはなりましたが、失敗だったかもしれません。最後に私の観測として「2、3年は大丈夫」と書いてみましたが、もしかするとお花畑な考え方かもしれません。ここに日本に帰化した人の統計をリンクしておきます。毎年1万5千人前後の人が日本人になっています。私は、今回の法改正で日本人になる人の数が、この1万5千人より十分小さいであろうことを切実に願っています。
おわりに
これまでなるべく自分の主観に囚われないように中立の立場で考えてきました。終わりぐらいお花畑で締めくくろうかと思います。バブルの時代にたくさんいた中東人ですが、一部の人たちで「何やら日本人が桜の木の下で酒を飲んでいる。ちょっと自分たちもやってみないか?」ということで上野の公園の隅っこで花見をしていた人たちがいたそうです。おいおい、おまいら酒飲んでもいいのか?「アッラーは真に寛大なり。」そうですかw。昔トルコに行ったことがありますが、普通にコンビニにワインを売ってるし。レストランでも出てくるし。というかワインの産地だしw
もうだれが何人来てもいいです。ただ日本を愛してくれる人に来て欲しいです。19歳ぐらいの大きいお友達は勘弁な。小学生ぐらいまでの人で、日本の教育を受けて日本の生活に馴染んで、そして日本を愛してくれるようになれば。
トスカの希望です。
と書いておきながら、いきなり追記w
トスカは国籍法改正案関係の話題で、威勢のよいコメントがバンバンついて炎上するのかと楽しみにしておりましたが・・・訪問者数は100人ぐらいでした。どうして賛成派の人とか激しくコメントしてくれないの?
もうね、気分は「王様の耳はロバのみみ~~~」
失礼しました。
おつかれさまでした。
とても勉強になりました。
トスカさんは、国の宝です。(どっこいしょ)
>威勢のよいコメントがバンバンついて炎上するのかと楽しみにしておりましたが・・・
あ~、残念!
見たかったぁ。(本当に!)
Soーnet ブログ。なかなか投稿が厳しいみたいです。
はじかれてコメント出来ない、らしいです。
by 元気 (2008-12-11 00:47)
連投のスピードについていけず、まだまだちんぷんかんぷんですが、本当にお疲れ様でした。
このシリーズでトスカさんの新たな一面を知ったような気がします。
再読して勉強します。
by Cecilia (2008-12-11 09:24)
元気さん、niceとコメントありがとうございます。
よいしょされても困ってしまうのですが(笑)
so-netはコメントが厳しいのですか。でも私の場合はページビュー自体が少ないという問題が・・・w
by トスカ (2008-12-13 17:13)
Ceciliaさん、niceとコメントありがとうございます。
意外な一面でしたか?実は音楽家は政治に翻弄されることが多いのです。次回は作曲家と政治の話でも書いて見ます。
by トスカ (2008-12-13 17:15)
うわ~、それは楽しみ!(なんて言ってはいけませんか?)
私のところでもちょっと前に軍歌の件で盛り上がりました。
by Cecilia (2008-12-15 19:19)